公金受取口座登録制度とは

個人が持つ預貯金口座を、マイナンバーとともに国に登録しておくことで、緊急時の給付金受け取りが簡単になる制度です。給付金だけでなく、年金や児童手当、還付金なども受け取れる口座となります。

従来の口座情報や通帳の写しを準備する手間が省ける便利な制度です。ただし、登録は任意であり、必ず登録しなければならないわけではありません。登録方法については、下記で解説していきます。

マイナポータルで登録するには何をすればいい?

いざ口座を登録しようとしても、方法や準備する物を知らなければ困りますよね。ここでは、マイナポータルを使った登録方法をご紹介します。これから口座登録する方は、ぜひ参考にしてください。

マイナポータルを利用して登録

登録に複雑な手続きは必要ありません。準備物も、マイナンバーカードと利用者証明用パスワードの2つだけです。まずは、マイナポータルアプリを準備してください。ログイン後、メニューから「公金受取口座の登録・変更」をタップすると案内が始まります。指示に従って進めれば登録が完了します。

公金受取口座登録のメリット

公金受取口座を登録することで、さまざまなメリットがあります。まず、各種給付金の受取がスムーズになります。給付金の申請時に、口座情報の記載や通帳の写しの添付が不要となるためです。災害時の支援金や子育て支援の給付金など、申請が必要な給付金が自動的に指定の口座に振り込まれるようになります。

また、年金や児童手当なども、公金受取口座に振り込まれるようになります。手間が省けます。さらに、税金の還付金も公金受取口座に振り込まれます。確定申告で還付金が発生した場合、従来は還付先の口座を指定する必要がありましたが、公金受取口座を登録しておけば自動的に振り込まれるようになります。

公金受取口座登録の注意点

公金受取口座の登録は、基本的に一人一口座のみ可能です。複数の口座を登録することはできません。また、登録できるのは本人名義の口座のみです。家族の口座や法人の口座は登録できないため、注意が必要です。

登録後に口座を変更することは可能ですが、変更にはマイナポータルでの手続きが必要になります。変更手続きが完了するまでは、変更前の口座に給付金等が振り込まれ続けるので、変更のタイミングに注意しましょう。

まとめ

公金受取口座の登録は、将来的な行政手続きの簡素化につながる重要な取り組みです。まだ登録していない方は、この機会にぜひマイナポータルで登録してみてください。登録方法は簡単ですので、すぐに完了できるはずです。公金受取口座を上手く活用して、給付金をスムーズに受け取りましょう。