カーリースのデメリット5つ

いつでも新車に乗れて面倒な手続きもリース会社任せ。いいところばかりのカーリースのようですが、実際にはデメリットもあります。ここではカーリースのデメリットを5つにまとめてみました。

1．契約が満了しても自分の財産にはならない

購入と違いリース契約では契約満了時にも自己財産にはなりません。当たり前にも思えますが、数年間使用料を払って乗っているとまるでローンを払っているような気持ちになり、車に愛着も沸くもの。契約満了時に買い取ると割高になるのも悩みどころです。

2．下取り価格が低い

たとえば200万円の新車を購入して、2年後の下取り価格が50万円だったとします。リースの場合同じ新車200万円でも、リース契約終了後の下取り価格（残価設定額）が30万円程度になるなど、多くの場合通常の下取り価格よりも安く設定されてしまいます。これはあくまでも簡単に説明した例ですが、カーリースは新車価格などから下取り価格（残価設定額）を引いた金額を分割するので割高になる場合が多いのです。

3．新車以上に気を遣う

カーリースは最初に残価設定をしますが、これはあくまでも「通常の範囲で」使用して年数がたった場合の見込み金額。例えば子供がジュースをこぼした、ペットを乗せた、ボディーに傷がついたなど「通常の範囲」以外の汚れや傷には追加料金が発生します。自分で購入した新車なら汚れや傷はがっかりするものの、あきらめれば済むことですよね。

4．改造はNG

改造といってもお気に入りのオーディオやナビをつけたり、スピーカーを取り付けるなどもできません。許可されていても契約終了時に元の状態に戻す（原状回復）必要があります。

5．リース会社によっては走行距離が限られる

走行距離制限のある無しはリース会社によってさまざまですが、制限のあるリース会社の場合、月間走行距離や契約終了時に走行距離がオーバーしていると追加料金が発生します。距離制限のないリース会社はその分リース料金に上乗せされてリース料金自体が割高になる傾向があります。