2026年1月、CEV補助金が大幅改定されBEVの補助上限が最大130万円に引き上げられました。補助金額の一覧から7項目評価制度の仕組み、自治体の上乗せ補助、税制優遇、実質購入価格シミュレーションまで徹底解説します。

この記事でわかること
  • 2026年1月改定のCEV補助金額(BEV最大130万円・軽EV 58万円・PHEV 85万円)
  • 主要車種ごとの具体的な補助金額と実質購入価格
  • 補助金額を左右する7項目200点満点の評価制度の中身
  • 東京都をはじめとする自治体補助金の活用方法
  • エコカー減税・グリーン化特例・環境性能割の3つの税制優遇
  • 補助金申請の流れと見落としがちな注意点

2026年CEV補助金の最新制度概要

補助金額が大幅増額された背景

2026年1月1日以降に新車として新規登録される車両を対象に、CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)の補助上限額が見直されました。この改定は、日本政府の関税合意を踏まえたもので、国内外のEV普及をさらに加速させる狙いがあります。

改定のポイントは以下の通りです。

  • BEV(普通乗用車): 最大90万円 → 最大130万円(40万円増額)
  • 軽EV: 58万円(据え置き)
  • PHEV(プラグインハイブリッド車): 最大60万円 → 最大85万円(25万円増額)
  • FCV(燃料電池車): 最大255万円 → 最大150万円(2026年度以降適用)

とくにBEVの40万円増額は過去最大規模のインパクトであり、「欲しくて買えるEVがない」という時代は終わりを迎えつつあります。補助金適用後に300万円台以下で購入できるEVは24車種以上に達し、選択肢は飛躍的に広がっています。

補助金の財源と予算規模

2025年度のCEV補助金予算は約1,100億円が計上されています。この予算枠が消化され次第、その年度の補助金受付は終了となるため、購入を検討している方は早めの行動が重要です。実際に過去の年度では、年度途中で予算上限に達して受付が終了したケースもあります。

車種別補助金額一覧

2026年1月の改定では、従来85万円以上の補助額が設定されていたEVに対して一律40万円が上乗せされました。一方、評価点が低い一部の輸入車は据え置きとなっています。以下に主要車種の補助金額をまとめます。

主要BEV(普通乗用車)の補助金額

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メーカー車種車両本体価格(税込目安)CEV補助金額補助金適用後の実質価格(目安)
トヨタbZ4X約500万円〜130万円約370万円〜
日産アリア約599万円〜129万円約470万円〜
日産リーフ(新型)約400万円〜129万円約271万円〜
スズキeビターラ約350万円〜127万円約223万円〜
テスラモデル3約530万円〜127万円約403万円〜
テスラモデルY約540万円〜127万円約413万円〜
BYDSEAL約528万円〜45万円約483万円〜
BYDATTO 3約440万円〜35万円約405万円〜
BYDDOLPHIN約363万円〜35万円約328万円〜

軽EV・PHEVの補助金額

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メーカー車種タイプCEV補助金額
日産サクラ軽EV55万円
三菱eKクロスEV軽EV55万円
トヨタプリウス(PHEV)PHEV最大85万円
三菱アウトランダー(PHEV)PHEV最大85万円

注目すべきポイントとして、国内メーカーやテスラは高い評価スコアを獲得し、127万〜130万円の補助を受けています。一方、BYDなど一部の中国メーカーは評価スコアが低く、35万〜45万円にとどまっています。この差は最大で95万円にも達し、実質購入価格を比較するうえで非常に重要な要素です。

7項目200点満点の評価制度

評価制度の仕組み

2024年度(令和6年度)から導入された新しい評価制度では、単なる車両性能だけでなく、自動車分野におけるGX(グリーントランスフォーメーション)の実現に必要な要素を総合的に評価して補助額が決定されます。評価は「車種評価」と「企業評価」の2軸で行われ、合計7項目・200点満点で採点されます。

7項目の評価基準と配点

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評価項目評価対象配点主な評価内容
1. 航続距離・電費等の車両性能車種ごと40点一充電あたりの航続距離、電費効率
2. 充電インフラ整備企業ごと40点公共用急速充電器の設置数・計画
3. 整備の体制・質の確保車種・企業40点整備拠点の数、サービス体制
4. 整備人材の育成企業ごと20点EV整備技術者の養成への取り組み
5. サイバーセキュリティ対応車種ごと20点車両のセキュリティ対策レベル
6. ライフサイクル全体の持続可能性企業ごと20点CO2排出削減、グリーン鋼材の採用
7. 他分野への貢献車種・企業20点V2H対応など車両の社会的活用
合計200点

この評価制度により、同じEVでもメーカーの取り組み姿勢によって最大70万円以上の補助金差が生じます。国内メーカーは全国的な充電インフラの整備や整備拠点の確保で高い評価を得ている一方、参入歴の浅い海外メーカーはこれらの項目でスコアを伸ばしにくい構造となっています。

2025年4月からはさらに「グリーン鋼材の採用」に対する評価も追加され、前向きに取り組むメーカーには最大5万円の上乗せが可能となりました。


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