NISA口座開設の4ステップ|必要書類と手続きの流れ
ここからは、実際にNISA口座を開設する手順を解説します。ネット証券の場合、4ステップで完了します。
ステップ1:必要書類を準備する
口座開設に必要な書類は以下の通りです。
- マイナンバーカード(持っている場合はこれ1枚でOK)
- マイナンバーカードがない場合:マイナンバー通知カード+本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)
マイナンバーカードがあれば、スマホで撮影してアップロードするだけ。最もスムーズに手続きが進みます。まだ持っていない方は、市区町村の窓口で申請できます(発行まで約1か月かかるため、早めの準備がおすすめです)。
ステップ2:証券会社の総合口座を開設する
NISA口座を開設するには、まず証券会社の総合口座(特定口座)を開設する必要があります。各証券会社のWebサイトから申し込みます。
申込時のポイントは以下の3つです。
- 特定口座(源泉徴収あり)を選ぶ → 確定申告が不要になる
- NISA口座も同時に申し込む → 総合口座の申込画面で「NISA口座も開設する」にチェック
- 初期設定(銀行口座の登録など)を忘れずに行う
ネット証券なら、スマホから最短10分で申込完了。本人確認もスマホカメラで行えます。
ステップ3:税務署の審査を待つ
NISA口座の開設には、金融機関から税務署への申請・審査が必要です。これは「1人1口座」のルールを確認するための手続きで、通常1〜2週間かかります。
ただし、SBI証券や楽天証券では「税務署審査前の仮開設」に対応しており、申込から最短翌営業日にNISA口座での取引を開始できます。審査完了を待たずに投資をスタートできるのは、ネット証券の大きなメリットです。
ステップ4:投資商品を選んで積立設定をする
口座開設が完了したら、いよいよ投資スタートです。以下の3つを設定しましょう。
- 投資する商品を選ぶ(おすすめは次のセクションで解説)
- 積立金額を設定する(月1,000円〜10万円)
- 積立日と決済方法を設定する(クレカ積立がおすすめ)
設定が完了すれば、あとは毎月自動で積立が実行されます。基本的に「設定したら放置」でOKです。
初心者におすすめの投資信託トップ5
「どの商品を買えばいいかわからない」は、初心者が最もつまずくポイントです。以下に、2026年2月時点でNISA初心者におすすめの投資信託を5本紹介します。
| 順位 | ファンド名 | 投資対象 | 信託報酬(年率) | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 全世界の株式 | 0.05775% | 通称「オルカン」。これ1本で世界約50か国に分散投資 |
| 2 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 米国の大型株500社 | 0.09372% | 米国の代表的な株価指数に連動。過去の実績は好調 |
| 3 | eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 先進国の株式 | 0.09889% | 日本を除く先進国22か国に分散投資 |
| 4 | SBI・V・全世界株式インデックス | 全世界の株式 | 0.0638% | バンガード社のETFに投資。SBI証券で人気 |
| 5 | 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス | 全世界の株式 | 0.0561% | 楽天証券で人気。ポイント還元率が高い |
迷ったら「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」一択です。通称「オルカン」は、これ1本で世界中の約3,000銘柄に分散投資でき、信託報酬は年0.05775%と業界最低水準。2024年・2025年と連続で投資信託の資金流入額ランキング1位を記録しており、初心者から上級者まで幅広く支持されています。
積立金額の決め方|月いくらから始めるべき?
積立金額は生活に支障が出ない「余裕資金」の範囲内で設定しましょう。目安は以下の通りです。
- まずは月1,000〜5,000円:投資の感覚をつかむお試し期間として
- 慣れたら月1〜3万円:長期的な資産形成の基本ライン
- 余裕があれば月5〜10万円:つみたて投資枠の上限(月10万円)をフルに活用
大切なのは、無理のない金額で長く続けることです。月10万円の積立を3か月で挫折するより、月1万円を20年間続けるほうが、はるかに大きな成果を得られます。
具体的な設定例:初心者のファーストステップ
- 商品:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- 金額:月30,000円
- 決済方法:クレジットカード積立(楽天カード or 三井住友カード)
- 積立日:毎月1日(クレカ積立の場合は自動設定)
この設定なら、年間36万円の投資で、クレカ積立のポイント還元も受けられます。オルカン1本に集中すれば、リバランス(配分調整)の手間もゼロ。「設定して忘れる」だけでOKです。
クレジットカード積立の設定方法|ポイントを貯めながら投資
クレジットカード積立(クレカ積立)とは、毎月の積立金額をクレジットカードで決済する方法です。最大のメリットは、投資しながらポイントが貯まること。年間数千〜数万ポイントを追加で獲得できます。
SBI証券×三井住友カードの場合
- SBI証券にログイン
- 「投信積立」→「クレジットカード積立」を選択
- 三井住友カードを登録
- 積立商品と金額を設定
- 毎月1日に自動買付(カード引き落としは翌月10日)
楽天証券×楽天カードの場合
- 楽天証券にログイン
- 「積立設定」→「楽天カード決済」を選択
- 楽天カードを登録(楽天銀行との連携「マネーブリッジ」も設定推奨)
- 積立商品と金額を設定
- 毎月1日または8日に自動買付
どちらも設定は5分程度で完了します。一度設定すれば、あとは毎月自動でポイントを貯めながら投資が実行されます。
