- NISA口座開設に必要な4ステップと必要書類
- ネット証券と銀行の違い|どちらで開設すべきか
- SBI証券・楽天証券・マネックス証券の特徴比較
- 初心者におすすめの投資信託とその選び方
- 積立金額の決め方と具体的な設定例
- NISA初心者がやりがちな失敗と対策
NISAとは?初心者が知るべき基本を30秒で解説
NISAとは、投資で得た利益が非課税になる国の制度です。通常、株式や投資信託で利益が出ると約20%の税金がかかりますが、NISA口座で運用すれば、その税金がゼロになります。
2024年1月にスタートした新NISAでは、年間360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)まで投資でき、非課税保有限度額は1,800万円。しかも非課税期間は無期限です。
つまり、NISAは「投資の利益にかかる税金をまるまるゼロにしてくれるお得な仕組み」。国が「老後資金は自分で準備してね」というメッセージとともに用意してくれた制度、と考えるとわかりやすいでしょう。
NISAの2つの投資枠
| 項目 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
|---|---|---|
| 年間投資上限 | 120万円 | 240万円 |
| 対象商品 | 金融庁が厳選した投資信託・ETF | 上場株式・投資信託・ETFなど幅広い |
| 投資スタイル | 定期的な積立のみ | 一括投資・積立どちらもOK |
| 非課税保有限度額 | 1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで) | |
| 非課税期間 | 無期限 | 無期限 |
この2つの枠は併用可能です。初心者はまずつみたて投資枠から始めるのがおすすめです。
初心者はつみたて投資枠から始めるべき3つの理由
NISA初心者が最初に迷うのが「つみたて投資枠と成長投資枠、どちらから始めるべき?」という問題です。結論から言えば、つみたて投資枠から始めるべきです。その理由を3つ解説します。
金融庁が商品を厳選している
つみたて投資枠で購入できる投資信託は、金融庁が定めた基準をクリアした商品のみ。2026年2月時点で約300本に絞られています。「販売手数料ゼロ」「信託報酬(運用コスト)が低い」「運用期間が無期限または20年以上」といった条件を満たす良質な商品だけが対象なので、初心者でも地雷を踏みにくい仕組みになっています。
少額から自動で積み立てられる
つみたて投資枠は、毎月一定額を自動で積み立てる仕組みです。SBI証券や楽天証券なら月100円から設定可能。「投資のタイミングがわからない」という初心者の悩みを解消してくれます。毎月同じ金額を積み立てる「ドルコスト平均法」により、高値掴みのリスクも自動的に分散されます。
長期投資と相性が抜群
金融庁の試算によると、国内外の株式・債券に20年間分散投資した場合、元本割れのリスクはほぼゼロ。つみたて投資枠の対象商品は長期投資に適した商品ばかりなので、「買って放置」のスタイルが最も効率的です。忙しい社会人にもぴったりの投資方法と言えるでしょう。
金融機関の選び方|ネット証券vs銀行の完全比較
NISA口座は1人1口座しか開設できません。つまり、金融機関選びは非常に重要です。大きく分けて「ネット証券」と「銀行・対面証券」の2択になりますが、結論から言えば、初心者にもネット証券がおすすめです。
| 比較項目 | ネット証券 | 銀行・対面証券 |
|---|---|---|
| 取扱商品数 | 200本以上(つみたて投資枠) | 10〜30本程度 |
| 売買手数料 | 無料(NISA枠内) | 無料(NISA枠内) |
| 最低積立金額 | 100円〜 | 1,000円〜 |
| クレカ積立 | 対応(ポイント還元あり) | 非対応が多い |
| ポイント投資 | 対応 | 一部対応 |
| 対面サポート | なし(チャット・電話) | あり |
| 口座開設 | 最短翌営業日 | 1〜2週間程度 |
ネット証券の最大のメリットは取扱商品数の多さとポイント還元です。例えば、楽天証券のつみたて投資枠対象商品は230本以上あるのに対し、メガバンクでは20本前後。選択肢の多さが圧倒的に違います。
一方、「どうしても対面で相談しながら始めたい」という方は銀行も選択肢に入ります。ただし、商品数が限られるため、長期的にはネット証券のほうが有利です。
1人1口座の注意点
NISA口座は1人1口座、1つの金融機関でしか開設できません。年に1回、金融機関を変更することは可能ですが、その年にNISA枠で1円でも投資していると、翌年まで変更できません。最初の金融機関選びは慎重に行いましょう。
【2026年最新】おすすめネット証券3社の特徴比較
ネット証券の中でも特に人気が高いのが、SBI証券・楽天証券・マネックス証券の3社です。2026年2月時点の最新情報で比較します。
| 比較項目 | SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 |
|---|---|---|---|
| つみたて投資枠対象本数 | 約250本 | 約230本 | 約230本 |
| 最低積立金額 | 100円 | 100円 | 100円 |
| クレカ積立対応 | 三井住友カード | 楽天カード | マネックスカード/dカード |
| クレカ積立還元率 | 最大3.0% | 0.5〜2.0% | 最大1.1% |
| クレカ積立上限 | 月10万円 | 月15万円 | 月10万円 |
| 特徴 | 業界最大手・商品数No.1 | 楽天経済圏との連携 | 銘柄スカウターが高評価 |
SBI証券は取扱商品数と三井住友カードによるポイント還元率の高さが強み。特にプラチナプリファードで最大3.0%還元は業界トップクラスです。
楽天証券は楽天カード・楽天銀行との連携が魅力。楽天ポイントで投資信託を購入できるため、楽天経済圏を利用している方には最適です。
マネックス証券はdカード積立に対応し、dポイントユーザーに人気。銘柄分析ツール「銘柄スカウター」の評価も高く、将来的に個別株にもチャレンジしたい方におすすめです。
迷ったらSBI証券か楽天証券のどちらかを選べば間違いありません。普段使っているクレジットカードやポイント経済圏に合わせて選ぶのがベストです。
