2026年は国内外のメーカーから新型EVが続々投入され、選択肢がかつてないほど広がっています。日本で購入可能なEV主要車種を網羅的に紹介し、価格帯・ボディタイプ・航続距離の観点から最適な一台の選び方を徹底解説します。

この記事でわかること
  • 日本で買える主要EVの全メーカー車種一覧(国産・輸入車30ブランド超)
  • 価格帯別(300万円未満/300〜500万円/500万円以上)のおすすめモデル
  • ボディタイプ別(軽EV・コンパクト・SUV・セダン)の選択肢
  • 航続距離ランキングと実航続距離の考え方
  • EV選びで失敗しないための5つのチェックポイント
  • 中古EVのメリットと購入時の注意点
  • EVの維持費とガソリン車との年間コスト比較

EV(電気自動車)の基本をおさらい

EVとは「Electric Vehicle」の略で、バッテリーに蓄えた電気でモーターを駆動して走る自動車です。エンジンを搭載しないため走行中のCO2排出はゼロ、さらにモーター特有の力強いトルクにより発進時から滑らかな加速を実現します。

2026年現在、日本国内で購入可能なEVは大きく分けて以下の3タイプに分類されます。

  • BEV(バッテリーEV):100%電気で走行する純粋な電気自動車。本記事で主に取り上げるタイプです
  • PHEV(プラグインハイブリッド):エンジンとモーターを併用し、外部充電も可能なハイブリッド車
  • FCEV(燃料電池車):水素を使って発電し、モーターで走行する車両(トヨタ MIRAIなど)

本記事ではBEVを中心に、2026年2月時点で日本国内で購入・予約可能な主要車種を紹介していきます。

日本で買えるEV主要メーカー・車種一覧

2026年現在、日本市場には国産メーカーだけでなく、テスラやBYDをはじめとする海外メーカーも多数参入しています。主要なメーカーと代表車種を一覧にまとめました。

国産メーカーのEVラインナップ

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メーカー車種名ボディタイプ価格帯(税込)航続距離(WLTC)
日産サクラ軽自動車約259万〜308万円180km
日産リーフ(3代目)クロスオーバー約518万〜599万円400km〜
日産アリアSUV約668万〜944万円460〜640km
三菱eKクロスEV軽自動車約240万〜293万円180km
トヨタbZ4XSUV約480万〜600万円500km〜
スバルソルテラSUV約517万〜605万円487〜567km
ホンダN-ONE e:軽自動車約270万円〜206km
スズキeビターラコンパクトSUV約399万〜493万円433〜520km
レクサスUX300e / RZSUV約580万円〜450km〜

輸入メーカーのEVラインナップ

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メーカー車種名ボディタイプ価格帯(税込)航続距離(WLTC)
テスラモデル3セダン約530万円〜594〜766km
テスラモデルYSUV約550万円〜547〜682km
BYDドルフィンコンパクト約299万〜374万円415〜476km
BYDATTO3SUV約418万円470km
BYDシールセダン約500万円〜555km
ボルボEX30コンパクトSUV約479万〜649万円344〜480km
ボルボEX40 / EC40SUV / クーペSUV約599万円〜450km〜
ヒョンデIONIQ 5SUV約523万円〜703km
ヒョンデコナコンパクトSUV約399万円〜457km
BMWiX / i4 / iX1SUV / セダン約598万円〜400〜630km
メルセデス・ベンツEQA / EQB / EQSSUV / セダン約760万円〜422〜774km
アウディQ4 e-tron / Q8 e-tronSUV約699万円〜466〜582km
ポルシェタイカンスポーツセダン約1,292万円〜400km〜
フィアット500eコンパクト約450万円〜335km
MGMG4 EVハッチバック約300万〜380万円350〜435km
ミニクーパーSEコンパクト約498万円〜300km〜

このほかにも、プジョー、シトロエン、ジープ、キアなど、多くのメーカーがEVモデルを日本市場に投入しています。選択肢は30ブランドを超え、まさに「EV百花繚乱」の時代といえるでしょう。

価格帯別おすすめEVモデル

EVの車両価格は軽自動車クラスの200万円台から高級車の1,000万円超まで幅広く分布しています。ここでは、CEV補助金適用前の車両本体価格を基準に3つの価格帯に分けて、おすすめモデルを紹介します。

なお、2026年1月1日以降に登録した車両には、普通乗用EVで最大130万円、軽EVで最大57万円のCEV補助金が適用されます(車種により異なります)。

300万円未満:日常使いに最適な軽EV

この価格帯の主役は、日産サクラと三菱eKクロスEVです。両車は日産と三菱の共同開発による姉妹車で、20kWhのバッテリーを搭載し航続距離180km(WLTC)を実現します。買い物や通勤など日常的な短距離移動であれば十分な性能です。

日産サクラは、EV専用のスタイリッシュなエクステリアと上質なインテリアが魅力で、先進運転支援システム「プロパイロット」も装備しています。CEV補助金を適用すれば実質200万円前後から購入可能です。

ホンダ N-ONE e:は2025年9月に発売されたホンダ初の量産軽EVです。車両価格約270万円からで、CEV補助金57万4,000円を差し引くと実質210万円台前半。航続距離206kmと軽EVクラスでは長めの走行距離を確保しています。

300〜500万円:選択肢が最も豊富な激戦区

この価格帯は2026年の「最も熱いゾーン」です。国産・輸入の幅広い車種がひしめき合い、用途や好みに応じた選択が可能になっています。

スズキ eビターラ(399万〜493万円)は、スズキ初のEVとして2026年1月に発売されました。EV専用プラットフォーム「HEARTECT-e」を採用し、航続距離433〜520km(WLTC)を実現。CEV補助金127万円を適用すれば実質272万円台から購入可能で、コストパフォーマンスに優れています。

BYD ドルフィン(299万〜374万円)は、エントリーグレードが300万円を切る手頃な価格ながら、航続距離は415〜476km(WLTC)と実用的。全高1,550mmで機械式駐車場にも対応する使い勝手のよさが魅力です。

トヨタ bZ4X(480万〜600万円)は、CEV補助金130万円を適用すれば実質350万円台から購入でき、トヨタならではの高い品質と全国のディーラー網による安心のサポート体制が強みです。

500万円以上:長距離も快適なプレミアムEV

日産アリア(668万〜944万円)は、B9グレードで航続距離640km(WLTC)を誇る国産EVのフラッグシップモデルです。電動4WDシステム「e-4ORCE」搭載モデルは、雪道でも安定した走行性能を発揮します。2026年2月にマイナーチェンジを実施し、さらなる完成度の向上を図っています。

テスラ モデル3(530万円〜)は、ロングレンジRWDグレードで766km(WLTC)という圧倒的な航続距離を実現。全国に広がるスーパーチャージャー網で長距離移動も安心です。

テスラ モデルY(550万円〜)は、2025年にフルモデルチェンジした世界的ベストセラーSUV。ロングレンジAWDで航続距離682km(WLTC)を確保し、広い車内空間と実用性を兼ね備えています。


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