満期になったらどうする?選択肢と判断基準

定期預金が満期になったらどうなる?

定期預金の満期が来たとき、「何か手続きしなければいけないの?」と心配になる方もいるでしょう。実は、満期時の取り扱いは口座開設時にすでに決めています

定期預金を申し込む際に、「満期時の取り扱い」として以下のいずれかを選択しています。

  • 自動継続型: 満期を迎えると、同じ条件で新しい定期預金が自動的にスタート
  • 自動解約型: 満期を迎えると、元金と利息が普通預金口座に自動的に入金

どちらを選んだか覚えていない場合は、通帳の記載や銀行の明細で確認できます。オンラインバンキングにログインすれば、現在の設定を確認できる銀行がほとんどです。

自動解約型と自動継続型の違い

自動解約型と自動継続型、それぞれの特徴を比較してみましょう。

比較項目自動解約型自動継続型
満期時の動き元金+利息が普通預金に入金同条件で新しい定期預金が開始
手続きの必要性不要(自動で入金)不要(自動で継続)
金利入金後は普通預金金利が適用継続時点の最新の定期預金金利が適用
メリット資金をすぐ自由に使える預け忘れの心配がない
デメリットうっかり使ってしまう可能性気づかないうちに低金利で継続される場合も
向いている人満期後にお金を使う予定がある人長期的に貯蓄を続けたい人

自動継続型を選んでいる場合でも、満期日から一定期間(猶予期間)内であれば、継続をやめて解約することが可能です。この猶予期間は銀行によって異なりますが、一般的に満期日から7日〜14日間程度です。

元利継続と元金継続、どちらを選ぶべき?

自動継続型には、さらに2つのタイプがあります。

元利継続(元利自動継続):
元金と利息を合算した金額で新しい定期預金が開始されます。たとえば、100万円の定期預金で利息が4,000円(税引後3,187円)つけば、次は1,003,187円の定期預金がスタートします。利息も含めて再運用されるため、複利効果が得られます。

元金継続(元金自動継続):
元金のみで新しい定期預金が開始されます。利息は普通預金口座に入金されます。100万円の定期預金なら、次も100万円の定期預金がスタートし、利息3,187円は普通預金口座に入ります。

どちらを選ぶべきかは、利息を使いたいかどうかで判断します。

  • 資金を最大限に増やしたい → 元利継続がおすすめ(複利効果で効率的に増える)
  • 利息は生活費に使いたい → 元金継続がおすすめ(利息を自由に使える)
  • 金利動向を見て預け替えたい → 自動解約型にして、その都度判断するのがおすすめ

満期後の4つの選択肢

定期預金が満期を迎えたとき、取れる選択肢は主に4つあります。それぞれのメリット・デメリットを整理しました。

選択肢メリットデメリット向いている人
同じ銀行で継続手間がかからない金利が有利とは限らない手続きが面倒な人
他行の高金利定期に預け替えより高い利息が得られる口座開設・送金の手間がかかる少しでも金利を上げたい人
投資に振り分けるインフレに対応できる可能性元本割れのリスクがあるある程度のリスクを許容できる人
普通預金で待機いつでも使える流動性金利が低い近々使う予定がある人

2026年2月現在の金利環境では、メガバンクの定期預金金利は0.40%、ネット銀行では1.0%超の商品も存在します。もし低金利時代に預けた定期預金が満期を迎えるなら、より高い金利の商品への預け替えを検討する価値は十分にあります。

満期を迎える前にやっておくべきこと

満期日が近づいたら、以下のポイントを確認しておきましょう。

  1. 自分の定期預金の満期日と取り扱い設定を確認する(自動継続か自動解約か)
  2. 現在の約定金利と、最新の定期預金金利を比較する
  3. お金の使い道が決まっているかどうかを確認する
  4. 預金保険の対象範囲内かを確認する(1金融機関あたり元本1,000万円まで)
  5. 他行の金利やキャンペーンをチェックする

特に2026年の金利上昇局面では、数年前に組んだ低金利の定期預金をそのまま継続するのは機会損失になる可能性があります。満期はお金の預け先を見直す絶好のタイミングです。


次のページ ▶
金利上昇局面での判断と注意点・FAQ