定期預金の7つのメリット

定期預金には、資産運用の初心者にとって嬉しいメリットがたくさんあります。ここでは主な7つのメリットをご紹介します。

メリット1: 普通預金より高い金利で運用できる

最大のメリットは、やはり普通預金よりも高い金利です。2026年2月時点のメガバンクでは、普通預金0.3%に対して定期預金は0.40%。さらにネット銀行なら1.0%を超える金利を提供しているところもあります。SBJ銀行「はじめくん」は年1.35%、大和ネクスト銀行は年1.20%、auじぶん銀行のキャンペーンは年1.05%と、メガバンクの2〜3倍の金利が並んでいます。

メリット2: 元本が保証されている

定期預金は元本保証の商品です。株式や投資信託のように「預けた金額が減る」というリスクがありません。100万円を預けたら、満期時には必ず100万円以上が戻ってきます。投資初心者がまず最初に始める資産運用として、定期預金は最適な選択肢と言えるでしょう。

メリット3: 預金保険制度で1,000万円まで保護される

定期預金は預金保険制度(ペイオフ)の対象です。万が一、預けている銀行が破綻しても、預金者1人あたり、1金融機関ごとに元本1,000万円とその利息が保護されます。複数の銀行に分けて預ければ、それぞれの銀行で1,000万円ずつ保護されるので、大きな金額を安全に運用する方法もあります。

メリット4: 貯蓄の習慣が身につく

「お金があるとつい使ってしまう」という方にとって、定期預金は強制的に貯蓄する仕組みとして機能します。満期まで原則として引き出せないため、「ちょっと贅沢したい」という誘惑からお金を守ってくれます。特に積立定期預金を利用すれば、毎月自動的に一定額が定期預金に振り替えられるため、意志の力に頼らず確実に貯蓄を積み上げることができます。

メリット5: 計画的な資金管理ができる

定期預金は、預入時点で「いつ」「いくら」受け取れるかがほぼ確定します。「3年後に車を買い替えたい」「5年後に子どもの進学資金が必要」といった目標がある場合、それに合わせた期間と金額で定期預金を組めば、計画的な資金準備が可能です。

メリット6: 手間がかからない

株式投資のように毎日の値動きをチェックする必要がなく、一度預けたらあとは満期を待つだけ。投資の知識や経験がなくても始められる手軽さが魅力です。日々の忙しさの中で、資産運用に時間を割けない方にぴったりです。

メリット7: 初心者でも始めやすい

多くの銀行で1万円程度から、ネット銀行なら1円から預け入れが可能です。「まずは少額から試してみたい」という方も気軽にスタートできます。

定期預金のデメリット・注意点

メリットが多い定期預金ですが、当然デメリットもあります。始める前にしっかり理解しておきましょう。

デメリット1: 満期前に引き出すとペナルティがある

定期預金を満期前に解約する(中途解約する)と、約定金利よりも大幅に低い「中途解約利率」が適用されます。たとえば、約定金利0.40%の定期預金を中途解約すると、0.20%程度しか利息がつかない場合があります。ただし、元本割れすることはありません。中途解約しても、預けた元金は全額返ってきます。

デメリット2: インフレリスクに弱い

定期預金の金利がインフレ率(物価上昇率)を下回ると、お金の実質的な価値は目減りしてしまいます。2026年2月時点の日本の消費者物価指数は前年比で約3%前後の上昇が続いています。メガバンクの定期預金金利0.40%では、インフレに追いつかないのが現実です。ただし、ネット銀行の高金利定期預金(1.0%超)であれば、インフレとの差を縮めることはできます。

デメリット3: 投資商品と比べるとリターンは控えめ

長期的に見ると、株式や投資信託のリターンは定期預金を大きく上回る傾向があります。「絶対に減らしたくないお金」は定期預金に、「多少のリスクを取ってでも増やしたいお金」は投資に——と使い分けるのが賢い方法です。

デメリット4: 金利上昇局面での機会損失

固定金利の定期預金を長期で組んだ後に、さらに金利が上がった場合、低い金利のまま資金が拘束されてしまいます。2026年現在のように金利上昇が続く局面では、あえて短期(1年もの)の定期預金を繰り返すことで、金利上昇の恩恵を逃さない戦略も有効です。

預金保険制度(ペイオフ)で守られる範囲

「銀行にお金を預けて、もし銀行が潰れたらどうなるの?」——そんな不安に応えてくれるのが預金保険制度(ペイオフ)です。

預金保険制度の対象となる預金等の範囲
出典: 金融庁「預金保険制度」

定期預金は「一般預金等」に分類され、預金者1人あたり、1金融機関ごとに元本1,000万円までとその利息が保護されます。

← 横にスクロールできます →
項目内容
保護される範囲1人・1金融機関あたり元本1,000万円+利息
対象となる預金普通預金、定期預金、定期積金、元本補てん契約のある金銭信託など
保護されない預金外貨預金、譲渡性預金、金融債(保護預り契約終了分)
決済用預金当座預金・利息のつかない普通預金は全額保護

1,000万円を超える資金をお持ちの方は、複数の金融機関に分散して預けることで、すべての資金を保護の対象内に収めることができます。たとえば、3,000万円の資金がある場合、3つの銀行にそれぞれ1,000万円ずつ預ければ、合計3,000万円がすべて保護されます。


次のページ ▶
他商品との比較・始め方3ステップ・FAQ・まとめ